エアグルーヴ【女帝】 牝馬とは思えない勝負根性と精神力

思い出馬

牝馬として年度代表馬に輝き、当時史上最強の牝馬といわれておかしくなかった名牝です。
今でこそ牝馬が牡馬相手にG1を勝ったりしていますが、当時古馬牡馬中距離路線で牝馬が活躍するのは並大抵のことではなかったです。
エアグルーヴの前にはヒシアマゾンという女傑もいましたが牡馬中距離路線のG1勝利には届かなかったです。

繁殖牝馬としても名馬を数多く残しています。孫の世代まで枝葉は伸びていて、
ルーラーシップ、ドゥラメンテといった後継種牡馬がいますねー。
エアグルーヴの戦績を振り返ります。
※年齢表記は現代にあわせた表記にしています

勝負根性がすさまじかった

私がエアグルーヴのレースをみて衝撃的だったのが2歳オープン特別だった、いちょうSです。
直線で不利を受けながら巻き返したレースは牝馬とは思えませんでした。
その後、阪神牝馬Sはビワハイジの2着に負けましたが、チューリップ賞では5馬身差の圧勝。
熱発で桜花賞には出られませんでしたが、オークスも完勝。
最強牝馬の道が見えてきたと思いました。

長期休み

秋の秋華賞は休み明けで挑むことになりましたが、パドックでのフラッシュ撮影で馬がイレこんでしまい惨敗。
これを機にフラッシュ撮影の危険さが認識されていきましたね。
このレース後に骨折がわかって長期休みに入ってしまいました。

牝馬として牡馬と渡り合った実力


4歳夏に復帰後は重賞を連勝して挑んだのは牡馬相手の天皇賞秋でした。
バブルガムフェローが連覇をかけて1番人気でしたが、叩きあいのすえエアグルーヴが勝利!
ジャパンカップは2着、有馬記念は3着と勝利はならなかったですが、牡馬相手に互角以上に渡り合っていました。
安定して秋G1を活躍したのが評価されて牝馬として年度代表馬に選出されました。

生涯戦績ではオークス、天皇賞秋のG1タイトルのみと寂しい感じがありますが、
当時牝馬でありながら牡馬顔負けのG1実績をあげた点は高い評価を受けていますね。

繁殖牝馬としても競馬史に名を残す

エアグルーヴの産駒からはアドマイヤグルーヴ、ルーラーシップのG1馬が、
孫世代としてアドマイヤグルーヴからは2冠馬ドゥラメンテ、ルーラーシップ産駒からもキセキが菊花賞制覇。
後世の血統表にずっと名前が残り続けると思います。

ビワハイジ、ベガに並ぶ日本の名繁殖牝馬だと思いますね。
個人的にはトニービンの血統が残り続けるのが嬉しいです。

絶対観て欲しいレース

G1勝ちのオークス、天皇賞秋もいいレースですが、エアグルーヴで観てほしいのは いちょうS です!
直線で立ち上がるほどの不利を受けながら戦意喪失せずに差して勝利!
勝負根性がすごく牝馬とは思えない精神力です。
このレースを見るだけでエアグルーヴの凄さがわかると思います。

天皇賞秋でのバブルガムフェローとの叩きあい、チューリップ賞の圧勝劇も見ものなのですが、
エアグルーヴのインパクトを語る上でいちょうSの内容は外せないです。